8月24日から26日までの3日間,オランダのフローニンゲンで第11回の国際環境心理学会大会が開催されました。

ヨーロッパの人間・環境系学会としてはIAPS(国際人間・環境学会)の大会がやはり2年おきに開催されており,この学会はIAPSが開催されない年に開催されるようになっています。IAPSは建築系の研究者や実務家も多いのですが,この学会はこれまでドイツの環境心理学会が主催してきたこともあり,参加者は心理学者が大半を占めます。

今回の大会では,ポスターセッションで研究発表を行ったほか,回復環境関連のシンポジウムに参加し,最近の動向についての情報収集を行ってきました。大抵の大きな大会では,日程中半日から1日ぐらいは興味のあるセッションのない空き時間があり,その間にすこし休むことができるのですが,この学会では例年ほぼ毎日関連セッションがあり,朝から晩まで出ずっぱりになります。とても疲れますが,その分,充実感の高い大会です。

なお,この大会はこれまでドイツ語圏で開催されてきましたが,次回大会からIAAP(国際応用心理学会)が主催することとなり,名称もInternational Conference on Environmental Psychology (ICEP)と変更されることになりました。次回は2017年,スペインのア・コルーニャでの開催です。

大会場のフローニンゲン大学

オープニングセレモニーの行われた講堂

フローニンゲンも,アムステルダム同様に運河がたくさんあります。

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