「結果と考察の違いがわかりません」,「考察の書き方がわかりません」。実験演習などで何度も実験レポートを書く経験をしてきているにもかかわらず,これまた毎年のように聞かれる疑問です。結果と考察は何が違うのでしょうか。考察には何をどのようにかけばいいのでしょうか。

序論の中心的な要素に先行研究のレビューがあります。先行研究はただ引用すればいいわけではなく,論文全体の流れを考えながら,研究目的や論点を明確にするような形で行う必要があります。

序論が書けません」これは毎年のように聞かれる言葉です。書く内容が比較的はっきりしている方法結果に比べ,序論を書くのは難しいと感じられやすいようです。

卒業論文のファイルが開かなくなった,うっかりファイルを消してしまった,パソコンが壊れてファイルが消えてしまった……。昔からよく聞く話です。

卒業論文が完成するまでには,指導教員との間で何度も論文修正のやりとりが行われます。このやりとりの際に非常に便利なのが,ワープロソフトの「変更履歴」記録機能です。

スタイルメニューを使用すれば,文字の大きさやフォントなど,文章中のスタイルを一度に設定したり変更したりすることができます。

卒業論文のような長い文章を書くときに重要なことは,つねに論文全体の話の流れ,つまりストーリーを考えることです。自分が卒業研究で行ったことを単に列記しただけ,自分の考えを思いつきで書き並べただけでは,とても「論文」とはいえません。